ARES製SL9 ガスブローバック化
WE製のG39ガスブローバックユニットをARES製のSL9に移植したカスタム品です。
基本的なスペックはWEのG39Cに準じた設計で、
電動ガン用のABSフレームを丁寧に削り出してユニットを移植いたしました。
バリエーションモデルで移植は容易と思われがちですが、
G39とSL9はフレーム形状が全く異なり、電動用のフレームいびつな構造となっているので、移植にはとても時間がかかります。
ABSボディが災いして、強度面を考えながら削り出しの作業を行わなければなりません。
電動ガンのSL9にはボルトを保持するフレーム内のレールがございませんので、
レールを作り直すか、移植をしなければなりません。
ボディの材質や強度から考えて、G39の金属レールを移植する事は大変困難で不可能だと判断し、
ABSフレームの強度を優先して、非金属製レールを新しく溶着し固定いたしました。
SL9の内部フレームは無駄に突起が多く、整形後フレームの強度不足が懸念され、
ビス止めでの固定にはフレームの厚みが足りず、その結果、別パーツの溶着という結論に結びつきました。
フレーム後部の形状がG39と異なりますので、
それらに合わせてボルト周りや細かく干渉する部分を旋盤で加工、
ABSロアフレームもトリガーユニットに合わせてセンターが出るまで削り出し、
トリガーユニット固定に必要なパーツはG39のロアフレームから削って、移植、接合します。
作動性能はG39に準じた内容で、フルオートも可能にはしておりますが、
SL9の実銃の仕様を忠実に再現し、セミオートのみの作動に制限する事も可能です。
フレーム内部に加工跡が多少残る形となりますが、
外装に変更も無く、分解方法もSL9に準じた方法でテイクダウンが可能です。
インナーバレルはG39の物をそのまま移植しておりますので、銃刀法的にも問題がございません。
※画像はプロトタイプで、一部内容に変更がございます。
(フレーム内部のレールパーツが白い、ガスチューブが無いなど)
加工内容概要
アウターバレル切削、接合、フレーム加工、
センター出し作業、レイル溶着、トリガーボックス移植、その他微調整
(画像のスコープはカスタム内容には含まれません。)