タナカワークス S&W M500 8、4inch コルト SAA.45 5、4inch カシオペア
タナカワークス(田中)が2008年に販売を開始した、蓄圧式カートリッジを採用したモデル。
実銃のS&W社の、リボルバー(ハンドガン)、M29とコルト社の、リボルバー(ハンドガン)、SAA.45(シングルアクションアーミー.45)に似せた作りのエアガン。
M500は8インチと4インチ、SAA.45は5インチと4インチと全長が異なるモデルが存在します。
ガスをカートリッジ(薬きょう)内に充填し、カートリッジ後部に備えられたバルブを、実銃と似て非なる構造(ハンマーの打撃を直接カートリッジ後部に伝達させない構造)でバルブを開放する構造を採用している。単純にハンマーの打撃力を強化する方法を取っても、カートリッジ後部のバルブを開放する力が強化されない手法を取っている。
実銃と類似性のある撃鉄(撃針)は全く備えられていなかったが、日本の科捜研が特注で製作した実銃業界の常識を逸脱するような規格外のカートリッジを利用した場合に、わずかな力でも22口径の実弾が発射出来ると認定され、実銃と同じ物として扱われる事となりました。(参考ASGK文献 タナカ カシオペア製品について)
銃刀法 第3条第1項拳銃等に該当
罰則は1年以上、10年以下の懲役(罰金刑が無いので懲役の可能性があります)
所持が疑われた場合、裁判所から簡単に捜査令状が出る大変危険な代物です。
罰則は実銃の所持と同じに扱われ、家宅捜索後に高確率で逮捕、拘留されます。
本物の拳銃と同じ機能を有していると判断されますので、かなり重い罰則、対応を受けます。
こちらの商品が違法であるという判例によって、蓄圧式カートリッジ式の機構を持ち合わせており、実銃と類似性の無い撃発装置を持っていても、ハンマーに連動する形でバルブが開放される場合に違法性があるという認識となったようです。
同社で同様なシステムを持つ物としてショットガンのM870、トレンチガンが該当しますが、これは単純に警察が流通数に対してのお目こぼしをしたに過ぎず、カシオペアが違法であるという前提条件があった場合には、違法認定される恐れがある物として判断した方が良いでしょう。急遽販売が中止され、未だに再販がされていない点からも同様な機構を今後採用して、流通させる事は危険と判断出来ます。
現時点で蓄圧式カートリッジを採用し、販売に差し支えが無い代表的な製品はCAW(クラフトアップ)製のM203、M79、カンプピストル、サンプロジェクト製のM203です。
蓄圧式カートリッジをハンマーやハンマースプリングの力で打撃する方式ではなく、テコの原理を利用して指の力でバルブを押して開放する方式に限定している点が合法という見解になっているのでしょうか。
本商品の発売が禁止された後に、同社からは安全な仕様のM500、SAA.45が発売されており、こちらは合法品で所持が認められております。
モデルガンとして販売されている物と、同社ペガサスシステムのブランド名称でガスガンが発売されています。
警察機関からは、カシオペアシリーズに関する詳細な情報は警視庁のウェブページに掲載されています。
同社から合法品のモデルが販売されている事もあって、違法品との区別は若干難しくなっています。
万が一、タナカワークス、カシオペアシリーズと思わしき商品を所持していた場合、以下の画像を確認して、違法な商品を所持していないかどうか確認をして下さい。
再生音量注意!!(加えて、非常に見づらいです。)
こちらがM500モデルです。
合法品のモデルは、シリンダーが一体型で薬きょう(カートリッジ)が装填出来ない仕組みなのに対して、違法なモデルはカートをシリンダーに装填、着脱する事が可能です。
こちらがSAA.45モデルです。
同社の合法品のモデルは、シリンダーが一体型で薬きょう(カートリッジ)が装填出来ない仕組みなのに対して、違法なモデルはカートをシリンダーに装填、着脱する事が可能です。
カートリッジケースが特徴的で、付属品が揃っている場合は容易に判別がしやすくなります。
以下に、紛らわしい代表例としてタナカ製のM500(モデルガン)を紹介します。
同じメーカーが発売しており、カートリッジ式という点で判別が一瞬では出来ません。
銃口が閉鎖されており、シリンダーが貫通しておらず、カートリッジにガスを注入する事が出来ない場合はこちらのモデルガンになります。
他にも、他社のガスガンでカートリッジ式を採用しているSAA.45などがありますが、そちらは全て銃本体のグリップ底部にガスタンクが存在するので、そちらで違法品で無いかどうか判別が可能です。
最後に判別方法のおさらいです。
1.ABS樹脂でフレームが作られている
2.カートリッジ式である
3.シリンダーが貫通している
4.銃身が貫通している
5.グリップの底部にガス注入口が無い
6.カートリッジにガスを充填する仕組みである
以上の項目を確認して、該当箇所が多かった場合は、念のため最寄の警察署などで相談してみて下さい。
このコンテンツでは、銃刀法に違反しない事を優先し、一部の画像をウェブ上から引用しております。
営利を目的とした内容ではございませんが、不都合があった場合は問い合わせフォームよりお申し出下さいませ。
当コンテンツは犯罪を抑止する、防止する目的で設けております。
多くの方に危険な情報をしっかりと覚えて頂き、危ない事をしない、違法な物を所持しない事を広めていきたいと考えています。
違法品を所持している事が判明したら、すぐに警察に提出しましょう
万が一、違法な商品を所持していた場合は、即座に最寄の警察にご相談下さい。
自ら違法品を提出した場合には、自首減免既定が適用され、必ずその刑が減軽又は免除されます。
玩具銃の禁制品においては、他に悪い事をしていない限り、刑が免除されますので不安にならずに警察へご相談下さい。
タナカ製のM500,SAAのカシオペアモデルは違法品ではありますが、禁制品の対象外のパーツがございます。
グリップ
カートリッジ
サイト類
箱
説明書類
これらのパーツは単純所持が認められており、所有、販売を行っても罰せられる事はありません。
ただし、警察の心証は良くなりませんので、専用部品のカートリッジは一緒に提出する事をお勧めいたします。
警察への提出について何か解らない事があれば、遠慮無く問い合わせフォームよりお申し出下さいませ。悪意のある相談で無い限りは、可能な範囲でご協力いたします。
禁制品・銃刀法情報
こちらのコーナーは、発売が禁止されたモデルの説明と、細かい銃刀法の情報を掲載しております。犯罪を抑止する目的で設置したコンテンツであり、犯罪を助長するような意図した内容ではございません。
トイガンは遊戯銃、玩具銃、模擬銃というカテゴリーに分類され、日本国の法律に基づいて細かい規約が明記されており、その法律に抵触しないように、安全な運用を心がけて使用しなければなりません。
近年のサバイバルゲームブームの効果もあって、若年層を中心にエアガン・モデルガンに対して興味を持たれる方が急増しております。興味を持たれる事は業界の活性化に繋がり良い事ですが、反面で銃刀法に対しての知識が乏しい状態でエアガン・モデルガンを購入される方が多く見受けられるようになりました。
弊社では、これらの問題に対して、出来る限り多くの方がより安全なエアガン・モデルガンの取り扱いが出来るように銃刀法のコンテンツを設けました。
法律で曖昧な表現がなされている部分があり、必ずしも100%正しい内容をお伝え出来ているか解りませんが、記述された内容に近づいた構造や作りにすればするほど、逮捕のリスクが生じると捉えて頂ければ幸いです。
このコンテンツでは、銃刀法に違反しない事を優先し、一部の画像をウェブ上から引用しております。
営利を目的とした内容ではございませんが、不都合があった場合は問い合わせフォームよりお申し出下さいませ。
危険な物を持たない、持たせない、教えない
弊社では、法令で規制された内容から、より一歩進んだ安全対策への試みや、危機意識を持つ事を目標としており、お客様と共に安全で楽しいトイガンライフを過ごす事が出来るように日々、努力を積み重ねております。危険な物を持たない、持たせない、教えないの3原則を徹底しております。
現在、インターネットの普及によりネットオークション等で模造拳銃、準空気銃に該当する商品が数多く取引されており、警察の取り締まりが追いつかない状況となっております。
弊社としては、銃刀法に抵触する物を無知、無意識であっても、第三者の手に渡す事は事前に阻止したいと考えております。