Sample Company

光線銃のレンタルサービス24時間メール対応 年中無休(不定期休業)

BESTGUN WA2000 エアーコッキングバージョン



2014年9月16日追記、完全な絶版品となりました。
個別にチューニングは受け付けておりますので、お問い合わせ下さいませ。

BESTGUN WA2000のスペックデータ

重量 6,995g
全長 900mm
銃身長 650mm(インナーバレル長)
装弾数 12発(6mmBB弾)
定価 98,000 円
発売日 2011年9月
2012年8月1日
(JPモデル)


台湾のガンメーカー BEST GUN airsoftが製作した商品です。
エアーコッキング式のボルトアクションライフルで、ワルサー社のWA2000をモデルにしています。
実銃と異なり、セミオート機能を持ち合わせておらず、チャージングハンドルを引く事によってピストンのコッキングが完了し、トリガーを引くとBB弾が発射されます。

実物のWA2000から実寸をしており、過去に発売されたアサヒファイヤーアームズ製の独自規格のWA2000とは異なる設計となっています。アサヒ製のコピー商品であるGENETH、ARES製とも異なる、限りなく実銃に忠実な外観やパーツ構成で製造したモデルです。


Best Gun製のWA2000にはバリエーションがいくつかあり、スタンダードモデルであるアルミバージョン、デラックスモデルであるオールスチールバージョンの2種類が存在します。



商品の付属品は本体、説明書(中文)、サイレンサー、ハイダーカバー、マガジン、調整工具、ダミーカート2発、バイポッド、ソフトガンケース、ガンケース用のスリングとバリエーション豊かな構成となっています。

発注の際にストックの色合いを指定する事が可能で、実銃に近い珈琲色や、新型のWA2000近い明るい色を選択する事が可能です。

オーダーメイドも受け付けているので、自分の好きな色合いを指定して特注生産する事も可能です。


オプションのハイダーカバーやサイレンサーはフラッシュハイダーに被せて装着をする事が出来ます。


フラッシュハイダー自体もアウターバレルから脱着が可能です。用途に合わせて自由に交換出来ますが、ネジサイズは実銃と同じく専用規格となっているので、M14ネジタイプのサイレンサーを装着する事は出来ません。


ハイダーカバーにはサイレンサーとしての機能がありません。フラッシュハイダーを覆うパーツとして機能します。


サイレンサーは内部の半分がサイレンサー、もう半分はフラッシュハイダーを包み込む形になっています。





フロントを変えるだけでも、ずいぶんと外観が変わりますのでお好みに合わせてチョイスが可能です。



バイポッドはフレーム上部のスチール製のヒンジを使って固定します。
バイポッドを外す際は右側面にある固定ネジを外し、バイポッドの基部のパネルを広げれば簡単に外れます。


バイポッドの受け手のヒンジは、分解しないで無理やり入れる事が可能ですが、大きな傷が付くリスクがありますので、必ずフロントのパネルを外して挿入して下さい。


バイポッドは後部、前部、下部の三箇所で固定が出来ます。

首振りタイプのモデルなので、ヴェルサ系のバイポッドのようにどんな姿勢でも柔軟に動かして固定する事が出来ます。


バイポッドを展開したり、収納する際には、画像の爪の部分を手で押し込んで、ロックピンを後退させてバイポッドを回します。


小物の付属品は全てパッケージングされた状態で出荷されます。

ダミーカート2発の内、1発はキーホルダーとして活用出来るように後ろにリングが装着されています。(取り外してダミーカートとして使用する事も可能です。)

調整工具や予備のスプリングなども全てパッケージングされていますので、出荷段階でネジ類が欠品していてもすぐに解るようになっています。


サイレンサー、ハイダーカバー、バイポッドなどはエアーパッキンに保護されて出荷されてきます。





エアーコッキング式用のマガジンにはダミーカートが3発装着されています。
アサヒ系のモデルと違い、実物と同じ寸法のマガジンとなっていますのでとても大きく重量感があります。



カート式のモデル化も開発リストに含まれておりますので、ダミーカートを上部に挿入する事も可能です。

下のパネルを外せば簡単に分解が可能で、スプリングテンションがあるマガジンとなっています。上から押すとマガジンベース自体が下に動くので、前述の画像のようにダミーカートを押し込む事が可能なのです。

モデルガンユーザーも納得のクオリティだと思います。




木製パーツは全て、実銃と同じ箇所にシボ加工が施されています。



バットプレートも実物と同様に上下、左右に稼動する仕組みとなっています。
アサヒ系のモデルと異なり、固定用のビスも実物と同じ規格で作られており、バットプレート自体も両方の利き腕に対応出来るようにネジ穴が左にも設けられています。



チークピースも全て左利き用に変更が可能です。
マウントベースはピカニティレイルタイプで、レイルカバーも実銃と同様に付属いたします。マウントベースが低い設計となっているので、マルイ製のL96用のハイマウントベースを使ってマウントそのものをかさ上げしないとハイマウントリングを使用してもスコープが覗きにくいのが欠点です。



チャージングハンドル周辺も実銃と同じように、フル稼働式です。
チャージングハンドルはアルミモデルでもスチール削り出しなので、とても頑丈で使い勝手が良いです。



チャージングハンドルは実銃と同じ位置まで引く事が可能です。
専用のリターンスプリングがハンドルの内側に内臓されているので、発射用のスプリングが無くても自動的に所定の位置までボルトが戻ります。

ARES、GENETH製のモデルと比べてBest Gun製のモデルはリターンスプリングが入っている分、コッキング動作は若干重くなります。
発射用のスプリングが装着されている場合は、抵抗が大きくなりますので戻りが悪い場合がございます。


シリンダーの形状も実銃に出来る限り近い設計となっています。ARES製のVSR-10型のシリンダーとは比べ物にならない再現率です。

ボルトストップ部分もエアーコッキングモデルでは固定されてしまっていますが、分解するとライブに動作出来る構造になっています。


木製部品の材質は全てチーク材となっています。
簡単に比較した限りでは、アサヒ製のWA2000と同じような作りこみとなっています。

しかしながら、現行の品では皮膜が状態が悪く、可能であればお客様の手で再仕上げをされる事をお勧めいたします。手作業で塗料を染み込ませれば、傷を受けても味が出るストックに仕上げる事が可能です。


全てのネジにはワッシャーが組まれており、ネジの締めすぎで本体を痛めない構造になっています。


ハンドガードのネジ穴は実銃と同じく一点止めとなっています。




刻印は.300 Winchester Magnumを採用しました。マガジンにも同じ刻印が施されています。



刻印はアルミモデルがプリント、フルスチールモデルが打刻の仕様となっています。



AIR SOFT PRODUCTSの文字は警告シールで、簡単に剥がす事が出来ます。

フルスチールモデルでは、マガジンを除いた主要外装の全てがスチール製になります。


アルミモデルでも、スチール部品は多用されており、主要の骨格部分のフレーム、チャージングハンドル、バイポッドなど強度が必要な部分はほとんどスチール製となっています。




バットプレート、チークピース、グリップ、サイドプレートを外すと機関部が露出します。

完全分解をしないでも、バットプレートを外すだけで、後部からピストンガイド(スプリングガイド)を取り外す事が可能です。


専用工具を使って、取り出す事が出来ますが、構造に欠陥がある為、スムーズに取り出す事が出来ません。


コツを掴めば上手く取り外せますが、正直パーツの改善を要求したいところです。
2014年追記 先端を切り詰めた改良型となりました。


このように完全分解せずに、ピストンからスプリングを抜き出す事が出来る設計になっています。
画像の状態までばらせていれば、サイドプレートの側面から手でピストンガイドを取り外す事も可能です。

スプリングは電動ガン用の太径で若干内径が広い物を利用する事が可能です。メーカーではModifyのスプリングを使用しています。

スプリングの全長が長いとシアにロックがかけられない場合がありますのでご注意下さい。

また、ノーマルではインナーバレル長が650mm程度ありますので、くれぐれも初速超過をしないように気をつけて下さい。




シリンダーは今後のバリエーションモデルの展開を前提としている為、実銃に近い形状になっています。
チャンバーはKJワークスやタナカ系のチャンバーに近い構造になっていると説明を受けています。




ホップ調整はチークピースの前部にある芋ネジで調整します。画像のようにネジが緩まないように芋ネジが二段階構造になっています。一本ネジを取らないと調整が出来ませんのでご注意下さい。





いくつか改善する点がございますが、今まで発売されていたWA2000と比較しても劣る点が少ないモデルです。
質感では他社を圧倒しており、中身の性能をより国産のレベルに近づける事が出来れば誰もが満足出来るモデルに化ける事でしょう。
WA2000が好きな方や、コレクターの方にも十分お勧め出来る商品です。